2015年3月20日金曜日

効果絶大!ストロー練習法





今日は私のレッスンでもやっている、
誰でもどこでも簡単に歌の練習ができて、しかもその効果は絶大!
ストローを使った練習法を紹介しますね!






1. 基本の状態 
体はリラックス(普通の状態)で喉を開き口の中に丸く空洞を作り「う」の

唇でストローをくわえる。(噛まないこと)




2. 呼吸練習 

この状態で息を吸ってゆっくり吐きます

ストローを使うので、息を均一に出す練習に役立ちます。






3. スケール練習 



この状態で5音のスケールを「う〜」で言う(ドレミファソファミレドー)
スラーでサイレンの様に繋げる事。

この時に1.の状態を保つ事で、胸から上に力を入れる事ができないので、
お腹から声を出すという感覚がとても分かりやすいと思います。


変な所に力が入ると、オートチューンを使ったみたいに声が揺れるので、
そうならないポイントを自分で探して行きます。
(1.ができていれば解決するはず)

そしてそのまま音階を上がっていきましょう。

相当な体力を使うでしょ?



4. 高音を地声で出す感覚を身につける練習


このままスケールを上がって行きます。
裏声にフリップさせずに、地声をキープしましょう。
張り上げたり喉を締め付ける代わりに、お腹にかかる力や圧を感じられれば正解◎


これがお腹で歌うという感覚です。


喉は楽ですが、お腹に相当なエネルギーを要すると思います。
これくらいの体力を使って高音を歌います。
これを平常心でやるのはとても大変ですが、
実際歌うときは怒ったり、叫んだり、感情を爆発させる事で楽に出来ます。



5. ストローを使ってベルトしてみよう


今度は音階を上がって行きながらトランジションに差掛かったら
息を漏らさないようにコントロールしていきます。
私の場合、音階が上がるにつれて、
みぞおち→胸、と下からギューっと内側に圧が掛かり、喉の下で息をグッと押し込める感じ。
でもみぞおち→お腹へと押し下げる力も感じます。

この時に鼻に掛からない様に注意して下さい。
鼻に掛かったら喉を落とすこと。


このように喉を引っ張ったり、張り上げたりせずに地声のグリップを保ったまま
高音を出して行くのがベルティング発声法です:)



6. ストローを使った実践練習


では最後にストローを使って歌ってみましょう。
まず1.の状態を作ります。

それでただ「う〜」で歌います♪



1週間〜2週間。

喉を張り上げない感覚と、高音をお腹を使って歌う感覚、
息を止めてベルトする感覚が身に付いたら、
ストローを外しても同じ感覚で歌えるように意識してみましょう。



7. トランジション/高音のロングトーン



声が不安定になるトランジションエリア(地声と裏声が切り替わる場所)
でのロングトーンは、特に張り上げたり喉を引っ張ったりしてしまいがち。

でもストローを正しく使うと、喉を締めて声を支えられないので、
喉はリラックスさせたまま、お腹に圧を掛けたり、声量をコントロールして
声を支えざるを得ません。

これで楽にロングトーンできるポイントが見つかったら
口の形はそのままに、ストローをゆっくり外して行きます。


因みに私はバスルームに籠ってストローを外します :D
ここで自分の声の力強さにビックリする方も居るでしょう。



ストローを軽くくわえてできる口の形(う〜)では
喉が開いた状態になるので、高音も楽に簡単に歌えるんですよ。

歌詞(口の形)によって喉が締まりやすかったりするので、
このストロー口でできる喉の状態をできるだけキープしながら
言葉を発音出来る様に口の形をすこーしずつ変えていってみて下さい。

少しずつ、小さな変化をつけていって、
喉を締め付けず楽に歌えるポイントを見つける事が重要です。


口の形をレクチャーした動画はこちら↓



ストローを使うと、全身を使って思いっきり歌う状況を
とても静かに行えるので、
近所迷惑を気にせず、毎日自己練習に励めますね!

頑張って下さい:)



今日はレッスンでお伝えしているストロー練習法を簡単に紹介しました。

ただ、唾には注意ね!


Chico's Belting