2015年1月16日金曜日

最高のベルティングヴォイスのご紹介


昨日はアーティストの方に向けて書きました。
長くなってしまいましたが
私が一番伝えたかった事だったので、
少し肩の荷が降りました。

Belting Tips 12

では、言葉では充分説明したので、
今日は約束の動画をアップしたいと思います。



補足で説明すると、ベルトした高音の響きは明らかに違う事。
喉やみぞおちに入る力で押さえられていないのでスコーンと抜けます。



そんな事を踏まえてこのビデオを見て下さい。
できればヘッドフォンを用意して大音量で聴いて欲しい。
3分を過ぎた所で何も期待せずただ目を閉じてみてくださいね。



Sara Bareilles サラ バレリス/ Good bye yellow brick road



Elton Johnの曲のカヴァーですが、ピアノのアレンジも素晴らしいです。
Elton John本人も彼女のカヴァーをとても気に入りライブ共演も果たしています。



Aメロは軽く話す感覚で


”You know you cant hold me forever”でベルトしています。
喉を開けて声を下に落としているのが映像からも分かるとおもいます。


”Singin' the blues~ha~”は裏声ベースのミックス。


2番のAメロから伴奏が強くなりますが、
声はしっかりしたチェストだけど押さず力まず。


"Maybe you get a replacement"では強くベルト


"Mongrels who aint got a penny〜"
この低音は力まず喉を限界まで開くことで出ます。



そして3分15秒のロングトーン”Beyond the yellow brick, road~”
この声こそベルティングの超お手本的声。




自分の体を信頼して正しく”その場所”を打てば、
真空状態の様に声が伸びます。
技術的にはこれで事足ります。

あとは+αの感情。




今日は私が知る限りで一番のベルティングヴォイスを紹介しました。


この声が手に入ったらみなさんどうします?


まずはベルティングの習得と強化。
その後、脱力して声を置く最適な場所を見つけること。



今年の年末までにはこの曲が歌える様になってると良いですね!




Chico.